教職員に対する児童の急変対応の不安軽減プログラムの開発と評価

要旨 目的:学校教職員に対する児童の一次救命処置とエピペンの使用に関する不安軽減を目指し,急変対応の不安軽減プログラムの開発と評価を行う. 方法:小学校教職員に対して急変対応の不安軽減プログラムを開発し実施した.プログラム内容は学校管理下の心停止の実際,死戦期呼吸等であった.介入前後調査により,急変対応の不安,知識を対応のあるt検定を用いて比較した. 結果:239人に有効回答を得た.急変対応の不安は25.7±4.8点から18.6±5.6点に有意に減少し(p = .000),急変対応の知識は2.7±1.5点から4.5±1.0点に有意に増加した(p = .000).プログラムの活用度,満足度は,7...

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Veröffentlicht in:日本看護科学会誌 2020, Vol.40, pp.65-73
Hauptverfasser: 小林 浩平, 朝澤 恭子
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:要旨 目的:学校教職員に対する児童の一次救命処置とエピペンの使用に関する不安軽減を目指し,急変対応の不安軽減プログラムの開発と評価を行う. 方法:小学校教職員に対して急変対応の不安軽減プログラムを開発し実施した.プログラム内容は学校管理下の心停止の実際,死戦期呼吸等であった.介入前後調査により,急変対応の不安,知識を対応のあるt検定を用いて比較した. 結果:239人に有効回答を得た.急変対応の不安は25.7±4.8点から18.6±5.6点に有意に減少し(p = .000),急変対応の知識は2.7±1.5点から4.5±1.0点に有意に増加した(p = .000).プログラムの活用度,満足度は,72.8%の対象者が高く評価した. 結論:プログラムにより急変対応の不安が軽減し,急変対応の知識が増加した.満足度,活用度の評価が高く,実用可能性のあるプログラムであることが示唆された.
ISSN:0287-5330
2185-8888
DOI:10.5630/jans.40.65