ジグソー法を取り入れたアクティブラーニングに対する学生からの評価—小児看護学演習科目における看護過程展開の実践報告

要旨目的:2年次後期の小児看護学演習科目における看護過程の展開でジグソー法を取り入れたアクティブラーニングを実施した.その実施後の学生からの評価について示した.方法:学生76名を4人1組19グループに分けた.4つのアセスメントの視点(疾患・治療,生活,成長・発達,家族)ごとにエキスパートグループでアセスメントを深め,もとのジグソーグループに戻り教え合った.その後,関連図作成,問題明確化,計画立案をした.全体での発表の後にアンケートを配付した.結果:65名より有効回答があり,「積極的に参加できた」「責任を持って参加できた」という学生が9割以上を占め,ジグソー法の満足度は平均80.5点であった.結...

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Veröffentlicht in:日本看護科学会誌 2018, Vol.38, pp.237-244
Hauptverfasser: 藤田 優一, 北尾 美香, 植木 慎悟, 藤原 千惠子
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:要旨目的:2年次後期の小児看護学演習科目における看護過程の展開でジグソー法を取り入れたアクティブラーニングを実施した.その実施後の学生からの評価について示した.方法:学生76名を4人1組19グループに分けた.4つのアセスメントの視点(疾患・治療,生活,成長・発達,家族)ごとにエキスパートグループでアセスメントを深め,もとのジグソーグループに戻り教え合った.その後,関連図作成,問題明確化,計画立案をした.全体での発表の後にアンケートを配付した.結果:65名より有効回答があり,「積極的に参加できた」「責任を持って参加できた」という学生が9割以上を占め,ジグソー法の満足度は平均80.5点であった.結論:ジグソー法を取り入れたことで,学生はグループに対する自身の課題と責任の所在が明確になり,積極的な姿勢で参加ができた.本調査では学生からの満足度は高く,好意的に受け入れられていた.
ISSN:0287-5330
2185-8888
DOI:10.5630/jans.38.237