社会に向けた看護の価値の可視化

シンポジウムⅢは学会メインテーマ「社会とともに拓く看護の新たな知への挑戦」を受け,従来より,看護の価値を可視化することの困難性や現に患者・家族の目には十分届いていないことなどが言われてきたなか,「社会に向けた看護の価値の可視化」をテーマに開催された.シンポジウムでは,患者・家族当事者,新たな看護分野を創設した看護者,医療経済学者,チーム医療のなかでの看護者の視点から,看護の価値とは何か,それはどのように可視化できるのかについて4人のシンポジストにご発言いただいた.それぞれの方の発言の内容は以下をご覧ください. ディスカッションでは,冒頭,可視化をどう捉えているかという会場からの質問があり,4人...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本看護科学会誌 2012/06/20, Vol.32(2), pp.2_94-97
Hauptverfasser: 岡谷 恵子, 中西 純子, 松本 陽子, 林 優子, 田倉 智之, 内布 敦子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:シンポジウムⅢは学会メインテーマ「社会とともに拓く看護の新たな知への挑戦」を受け,従来より,看護の価値を可視化することの困難性や現に患者・家族の目には十分届いていないことなどが言われてきたなか,「社会に向けた看護の価値の可視化」をテーマに開催された.シンポジウムでは,患者・家族当事者,新たな看護分野を創設した看護者,医療経済学者,チーム医療のなかでの看護者の視点から,看護の価値とは何か,それはどのように可視化できるのかについて4人のシンポジストにご発言いただいた.それぞれの方の発言の内容は以下をご覧ください. ディスカッションでは,冒頭,可視化をどう捉えているかという会場からの質問があり,4人のシンポジストからは,「すべてを含んだいろいろな意味に使う」(内布),「目的によるが,価値を共有できることが可視化」(田倉),「チームや社会の中で客観視できること」(林),「病院選びのひとつのきっかけ,よりよく生活できるための手掛かりを探すためのもの」(松本)とそれぞれの立場を反映した興味深い回答がなされた.
ISSN:0287-5330
2185-8888
DOI:10.5630/jans.32.2_94