出雲地区における一般市民による目撃のある心原性心肺停止症例の現状について - 平成21年から平成30年のウツタイン様式調査結果から
「要旨」 平成17年1月から全国の消防本部で一斉にウツタイン様式の導入が開始され, 出雲地区救急業務連絡協議会(以後「出雲MC」と略記する. )も平成21年から集計を開始した. 平成30年までに救急搬送された心肺機能停止傷病者は3,651人で, 心原性心肺機能停止傷病者数は1,716人であった. 心原性心肺停止傷病者について, 出雲MC独自のデータを分析した. 除細動実施までの時間は短く, 除細動回数が少ないほど心拍再開率と社会復帰率が高かった. 出雲地区においては, 社会復帰した傷病者のバイスタンダーCPR「有」, 除細動「無」での復帰率が高いので, 良質なCPRが浸透していることに加え,...
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Veröffentlicht in: | 日本救急医学会中部地方会誌 2020-12, Vol.16, p.4-7 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「要旨」 平成17年1月から全国の消防本部で一斉にウツタイン様式の導入が開始され, 出雲地区救急業務連絡協議会(以後「出雲MC」と略記する. )も平成21年から集計を開始した. 平成30年までに救急搬送された心肺機能停止傷病者は3,651人で, 心原性心肺機能停止傷病者数は1,716人であった. 心原性心肺停止傷病者について, 出雲MC独自のデータを分析した. 除細動実施までの時間は短く, 除細動回数が少ないほど心拍再開率と社会復帰率が高かった. 出雲地区においては, 社会復帰した傷病者のバイスタンダーCPR「有」, 除細動「無」での復帰率が高いので, 良質なCPRが浸透していることに加え, AEDの設置場所の広報や照会を実施することにより, 社会復帰率は全国と同等の値に上昇する可能性がある. |
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ISSN: | 1880-3547 |