11. 電気 (ビデオ) 眼振図検査

「はじめに」めまい・平衡障害の臨床に必要な眼球運動検査は, 前庭動眼反射検査と視刺激検査の2つに大別される. 前庭動眼反射検査としては, 自発眼振検査 (開眼, 閉眼, 暗所開眼), 注視眼振検査, 頭位眼振検査, 頭位変換眼振検査, 温度刺激検査, 回転検査, 頭振り検査, head impulse testなどが含まれる. 一方, 視刺激検査には, 指標追跡検査, 視運動性眼振検査, 視運動性後眼振検査, 二点交互視 (急速眼球運動) 検査などがある. これらの各種眼球運動の記録とその解析をする装置がElectronystagmography (ENG) とVideo-Oculograph...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Equilibrium Research 2021/12/31, Vol.80(6), pp.505-515
1. Verfasser: 伊藤, 彰紀
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「はじめに」めまい・平衡障害の臨床に必要な眼球運動検査は, 前庭動眼反射検査と視刺激検査の2つに大別される. 前庭動眼反射検査としては, 自発眼振検査 (開眼, 閉眼, 暗所開眼), 注視眼振検査, 頭位眼振検査, 頭位変換眼振検査, 温度刺激検査, 回転検査, 頭振り検査, head impulse testなどが含まれる. 一方, 視刺激検査には, 指標追跡検査, 視運動性眼振検査, 視運動性後眼振検査, 二点交互視 (急速眼球運動) 検査などがある. これらの各種眼球運動の記録とその解析をする装置がElectronystagmography (ENG) とVideo-Oculography (VOG) である. 「歴史的変遷」ENGとVOGの歴史的変遷を簡単に述べる. 1955年にHenrikssonが眼振の原波形と微分波形 (速度波形) のENG記録を初めて報告した. 現在のENGの速度波形のもとになるCR (コンデンサ・抵抗) 回路もHenrikssonらの提案による.
ISSN:0385-5716
1882-577X
DOI:10.3757/jser.80.505