新時代の videooculography

「はじめに」眼振・眼球運動の評価方法として, 肉眼で観察する以外には, フレンツェル眼鏡での観察, 電気眼振図検査 (ENG) による記録, 赤外線CCD/CMOSカメラによる観察がある. ENGは客観性・定量性という点で非常に優れているが, 眼振の回旋成分を記録することができない. 一方, 赤外線CCDによる観察は, 眼振の回旋成分の定性的評価において優れている. しかし, 客観性・定量性という面では, 動画ビデオを録画して記録するのみで, 眼振図作成や定量的評価はできない. 画像認識技術やハードウェアの進歩に伴い, 赤外線CCD/CMOSカメラによって得られた眼球運動の画像をコンピュータで...

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Veröffentlicht in:Equilibrium Research 2020/08/31, Vol.79(4), pp.281-286
Hauptverfasser: 橋本, 誠, 沖中, 洋介, 藤井, 博則, 菅原, 一真, 山下, 裕司
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「はじめに」眼振・眼球運動の評価方法として, 肉眼で観察する以外には, フレンツェル眼鏡での観察, 電気眼振図検査 (ENG) による記録, 赤外線CCD/CMOSカメラによる観察がある. ENGは客観性・定量性という点で非常に優れているが, 眼振の回旋成分を記録することができない. 一方, 赤外線CCDによる観察は, 眼振の回旋成分の定性的評価において優れている. しかし, 客観性・定量性という面では, 動画ビデオを録画して記録するのみで, 眼振図作成や定量的評価はできない. 画像認識技術やハードウェアの進歩に伴い, 赤外線CCD/CMOSカメラによって得られた眼球運動の画像をコンピュータで画像解析をするビデオ眼振検査 (video-oculography) VOG, が行われるようになった.
ISSN:0385-5716
1882-577X
DOI:10.3757/jser.79.281