電気刺激検査

「はじめに」頭部, 特に両側耳後部の乳様突起上に電極を置き, 弱い電気刺激(galvanic stimulation)を加えると電気的身体動揺反応(galvanic body sway)や電気(性)眼振(galvanic nystagmus)が起こる. 前庭電気刺激(galvanic vestibular stimulation:GVS)といい, 前庭生理機能としての基礎的, 臨床的研究や臨床検査の他, 近年ではリハビリテーションへの応用も検討されている. また医療以外でも歩行方向を調節することを応用したナビゲーションや, 仮想現実として平衡感覚を与えるバーチャルリアリティへの応用なども試みら...

Ausführliche Beschreibung

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Equilibrium Research 2019/08/31, Vol.78(4), pp.308-312
Hauptverfasser: 橋本, 誠, 沖中, 洋介, 藤井, 博則, 菅原, 一真, 山下, 裕司
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「はじめに」頭部, 特に両側耳後部の乳様突起上に電極を置き, 弱い電気刺激(galvanic stimulation)を加えると電気的身体動揺反応(galvanic body sway)や電気(性)眼振(galvanic nystagmus)が起こる. 前庭電気刺激(galvanic vestibular stimulation:GVS)といい, 前庭生理機能としての基礎的, 臨床的研究や臨床検査の他, 近年ではリハビリテーションへの応用も検討されている. また医療以外でも歩行方向を調節することを応用したナビゲーションや, 仮想現実として平衡感覚を与えるバーチャルリアリティへの応用なども試みられている. 本シンポジウムでは, 検査法の歴史的経緯, 臨床的意義の生理学的背景, 得られた所見の臨床的意義, 検査法の問題点と将来展望について述べる.
ISSN:0385-5716
1882-577X
DOI:10.3757/jser.78.308