末梢性めまい疾患におけるVertigo handicap questionnaire (VHQ) の日本語版の信頼性, 妥当性の検討
[はじめに]めまい患者では症状と検査結果が一致しないことが多い1). めまい患者の症状を定量的に把握することは治療経過の評価において重要である. 患者の自覚症状を評価する方法として記入式問診票がある. 日本ではこれまで阪大式2), 岐阜大3)や慶大式4)のものなどが報告されており, 海外では一般的に用いられるものとしてDHI(Dizziness handicap inventory)5)が増田ら6)によって日本語化され, その有用性が報告されている. 他に同様のめまい尺度としてVHQ7)(Vertigo handicap questionnaire)やVSS8)(Vertigo symptom...
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Veröffentlicht in: | Equilibrium Research 2010, Vol.69(6), pp.412-417 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | [はじめに]めまい患者では症状と検査結果が一致しないことが多い1). めまい患者の症状を定量的に把握することは治療経過の評価において重要である. 患者の自覚症状を評価する方法として記入式問診票がある. 日本ではこれまで阪大式2), 岐阜大3)や慶大式4)のものなどが報告されており, 海外では一般的に用いられるものとしてDHI(Dizziness handicap inventory)5)が増田ら6)によって日本語化され, その有用性が報告されている. 他に同様のめまい尺度としてVHQ7)(Vertigo handicap questionnaire)やVSS8)(Vertigo symptom scale)があるが, これらは現在まだ日本での報告はない. オリジナルのVHQや翻訳されたドイツ語版VHQは信頼性, 妥当性が確認され臨床研究に用いられている9)10). 今回の研究の目的はこれまで海外で有用性が報告されているVHQを日本語に翻訳し質問紙としての信頼性と妥当性を検証することである. |
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ISSN: | 0385-5716 1882-577X |
DOI: | 10.3757/jser.69.412 |