めまい患者のQOLについての検討—SF-36v2を用いて
「1. はじめに」近年, 様々な疾患についてのquality of life(以下QOLと略す)に関する研究が盛んに行われている. めまいという疾病分野については, 日常臨床においてQOLとの関係について語られることが多い. しかし, 実際にQOLを測定したという報告は少ない1)~4). 今回は, 全世界的に用いられているQOLの調査票であるShort-Form 36-Item Health Survey version 2(今後SF-36v2と略す)を用いてめまい患者のQOLを測定したので, 若干の考察を加えて報告する. SF-36v2は8つの健康概念を測定するための, 36項目の質問から成...
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Veröffentlicht in: | Equilibrium Research 2009, Vol.68(2), pp.68-73 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「1. はじめに」近年, 様々な疾患についてのquality of life(以下QOLと略す)に関する研究が盛んに行われている. めまいという疾病分野については, 日常臨床においてQOLとの関係について語られることが多い. しかし, 実際にQOLを測定したという報告は少ない1)~4). 今回は, 全世界的に用いられているQOLの調査票であるShort-Form 36-Item Health Survey version 2(今後SF-36v2と略す)を用いてめまい患者のQOLを測定したので, 若干の考察を加えて報告する. SF-36v2は8つの健康概念を測定するための, 36項目の質問から成り立っている. 8つの概念とは, (1)身体機能: Physical functioning, 以下PF(2)身体的日常役割機能: Role physical, RP(3)精神的日常役割機能: Role emotional, RE(4)全体的健康感: General health perceptions, GH(5)社会生活機能: Social functioning, SF(6)体の痛み: Bodily pain, BP(7)活力: Vitality, VT(8)心の健康: Mental health, MHからなる. (表1)5) |
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ISSN: | 0385-5716 1882-577X |
DOI: | 10.3757/jser.68.68 |