車椅子8の字駆動テストの開発へ向けた予備的検討
[目的]車椅子の方向転換や加速・減速といった駆動のスキルの評価に用いる測定・評価法の絶対信頼性および相対信頼性を,健常成人を対象として検証すること。[方法]検者は作業療法士2名,被検者は健常成人36名(男性15名,女性21名,平均年齢21.3±0.6歳)とした。車椅子に着座した被検者は8の字型の測定コースを上肢駆動,最大の努力で走行し,測定コースの走行に要した時間が測定された。測定値の絶対信頼性はBland-Altman 分析,相対信頼性は級内相関係数(2.1)を用いて検討した。[結果]測定値の系統誤差として比例誤差を認めたが加算誤差は認めなかった。測定値の級内相関係数(2.1)は0.999,...
Gespeichert in:
Veröffentlicht in: | ヘルスプロモーション理学療法研究 2021/01/28, Vol.10(4), pp.189-193 |
---|---|
Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
Tags: |
Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
|
Zusammenfassung: | [目的]車椅子の方向転換や加速・減速といった駆動のスキルの評価に用いる測定・評価法の絶対信頼性および相対信頼性を,健常成人を対象として検証すること。[方法]検者は作業療法士2名,被検者は健常成人36名(男性15名,女性21名,平均年齢21.3±0.6歳)とした。車椅子に着座した被検者は8の字型の測定コースを上肢駆動,最大の努力で走行し,測定コースの走行に要した時間が測定された。測定値の絶対信頼性はBland-Altman 分析,相対信頼性は級内相関係数(2.1)を用いて検討した。[結果]測定値の系統誤差として比例誤差を認めたが加算誤差は認めなかった。測定値の級内相関係数(2.1)は0.999,95%信頼区間は0.999-1.000であった。[結語]本研究で開発された車椅子駆動速度の測定・評価法は測定値が内包する誤差の特性が確認され,また高い検者間信頼性を示した。 |
---|---|
ISSN: | 2186-3741 2187-3305 |
DOI: | 10.9759/hppt.10.189 |