4. 医療系教育機関・医療機関における様々な実践~グリット

要旨: 長期にわたる学修・修練期間を要する医療者養成において, グリット(Grit)はその過程を支える重要な非認知能力の一つと考えられる. グリットとは「長期目標に対する情熱と粘り強さ」を指す. グリットは長期目標へのコミットメントを支えることで様々な分野でのキャリア達成に寄与することが示されてきた. 医療者教育の文脈では, グリットはバーンアウト・リスクの低下, および生涯にわたる継続的な学習と研鑽を支えることで医療職のキャリア達成に寄与すると考えられる. 医療者教育においてグリットを育む方法として, 本論文では, 達成目標理論に基づくアプローチおよび上位目標へのアプローチの2つの方法ついて...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:医学教育 2024-08, Vol.55 (4), p.327-334
Hauptverfasser: 唐牛祐輔, 林幹雄, 西屋克己
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:要旨: 長期にわたる学修・修練期間を要する医療者養成において, グリット(Grit)はその過程を支える重要な非認知能力の一つと考えられる. グリットとは「長期目標に対する情熱と粘り強さ」を指す. グリットは長期目標へのコミットメントを支えることで様々な分野でのキャリア達成に寄与することが示されてきた. 医療者教育の文脈では, グリットはバーンアウト・リスクの低下, および生涯にわたる継続的な学習と研鑽を支えることで医療職のキャリア達成に寄与すると考えられる. 医療者教育においてグリットを育む方法として, 本論文では, 達成目標理論に基づくアプローチおよび上位目標へのアプローチの2つの方法ついて議論する.
ISSN:0386-9644