11. 医療者におけるインクルージョンの価値-共同創造 (Co-Production) の視点から
社会の多様性と包摂をもとめるマイノリティ運動は, 個人の変化ではなく社会環境の変革によって障害者の不利益をなくし, 公正な社会を目指す, 障害の社会モデルへのパラダイムシフトを引き起こした. この新しいパラダイムの下で, 医療や医学は, 障害などの少数派性をもつ医療ユーザーや同僚を包摂すべく, その物理的環境や人的・文化的環境を変革していく必要がある. 特に, 障害のある人々の健康格差を是正し, 誰一人取り残さない医療を実現するために, 医療者の中に障害などの少数派性をもつ人々が同僚として参加できる環境を整えることが不可欠である....
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Veröffentlicht in: | 医学教育 2024/04/25, Vol.55(2), pp.177-182 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 社会の多様性と包摂をもとめるマイノリティ運動は, 個人の変化ではなく社会環境の変革によって障害者の不利益をなくし, 公正な社会を目指す, 障害の社会モデルへのパラダイムシフトを引き起こした. この新しいパラダイムの下で, 医療や医学は, 障害などの少数派性をもつ医療ユーザーや同僚を包摂すべく, その物理的環境や人的・文化的環境を変革していく必要がある. 特に, 障害のある人々の健康格差を是正し, 誰一人取り残さない医療を実現するために, 医療者の中に障害などの少数派性をもつ人々が同僚として参加できる環境を整えることが不可欠である. |
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ISSN: | 0386-9644 2185-0453 |
DOI: | 10.11307/mededjapan.55.2_177 |