4-10. パンデミックのその先へ 橋本市民病院の実践

「序論」 2020年からの激動を経たこの3年の中で橋本市民病院が直面した多くの挑戦とその克服の過程についての考察を共有したい. ここでは, パンデミックを踏まえて展開された教育システムの中でも特に個性的な取り組みに焦点を当てる. 「パンデミック前から変わらない原理原則」 ・学習者中心の原則 橋本市民病院総合内科では以前から「学習者中心の原則」を堅持し, 個々の学習者に合わせた教育と多様なフィードバックの提供に努めてきた. 詳細については別稿を参照されたいが, 筆者は人材育成を考える上で下記の重要な「メーガーの3つの質問」を基盤に据え, 研修医一人ひとりの目標に合わせた学習支援の重要性を認識して...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:医学教育 2023-12, Vol.54 (6), p.646-648
Hauptverfasser: 有吉彰子, 橋本忠幸, 池田知将, 堀谷亮介, 中村公紀
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「序論」 2020年からの激動を経たこの3年の中で橋本市民病院が直面した多くの挑戦とその克服の過程についての考察を共有したい. ここでは, パンデミックを踏まえて展開された教育システムの中でも特に個性的な取り組みに焦点を当てる. 「パンデミック前から変わらない原理原則」 ・学習者中心の原則 橋本市民病院総合内科では以前から「学習者中心の原則」を堅持し, 個々の学習者に合わせた教育と多様なフィードバックの提供に努めてきた. 詳細については別稿を参照されたいが, 筆者は人材育成を考える上で下記の重要な「メーガーの3つの質問」を基盤に据え, 研修医一人ひとりの目標に合わせた学習支援の重要性を認識している. 1. Where am I going? (どこへ行くのか?) 2. How do I know when I get there? (たどりついたかどうかをどうやって知るのか?) 3. How do I get there? (どうやってそこへ行くのか?)
ISSN:0386-9644