ICTを活用した医学部初年次教育の実践報告: オンラインハンディキャップ体験学修の試み

東北医科薬科大学医学部では患者中心の医療と地域医療の現状と課題を理解するために1年次前期に「早期医療体験学修」の授業を設け, ハンディキャップ体験を実施している. 最近2年間はコロナ禍のために対面での実施が困難となり, オンラインによる擬似体験学習に切り替えて行った. 学生の感想を用いた振り返りを行った結果, 対面実施とオンラインではそれぞれ異なる教育効果があり, オンライン模擬体験学修において対面実施以上の教育効果が期待できる一面も明らかとなった. 2021年度に実施した本取り組みは, 今後ICTを活用した医学教育の実践を考える上で示唆に富むものとなったため, ここに報告する....

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Veröffentlicht in:医学教育 2023/02/25, Vol.54(1), pp.80-85
Hauptverfasser: 宍戸, 史, 豊島, かおる, 有川, 智博, 宮坂, 智充, 佐々木, 雅史, 渡部, 俊彦, 伊藤, 邦郎, 米澤, 章彦, 大野, 勲, 中村, 豊
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:東北医科薬科大学医学部では患者中心の医療と地域医療の現状と課題を理解するために1年次前期に「早期医療体験学修」の授業を設け, ハンディキャップ体験を実施している. 最近2年間はコロナ禍のために対面での実施が困難となり, オンラインによる擬似体験学習に切り替えて行った. 学生の感想を用いた振り返りを行った結果, 対面実施とオンラインではそれぞれ異なる教育効果があり, オンライン模擬体験学修において対面実施以上の教育効果が期待できる一面も明らかとなった. 2021年度に実施した本取り組みは, 今後ICTを活用した医学教育の実践を考える上で示唆に富むものとなったため, ここに報告する.
ISSN:0386-9644
2185-0453
DOI:10.11307/mededjapan.54.1_80