シリーズ : 初期臨床研修と医学教育 (第6回) 教育の質の観点からの医師臨床研修制度の考察

教育の質に言及する場合, 質という言葉が表すものは多岐にわたるが, 教育の質の定義は大きく分けると5種類に分類される. この定義に基づいて, これまでの医師臨床研修制度において教育の質のどのような側面が見直されてきたのかを考察する. さらに, 医師臨床研修制度を含めた卒前から専門研修, 生涯教育に至る医学教育において今後行うべきこととして, 目的に合致した教育効果が得られているか評価できる評価法を検討することが挙げられる. そのために, 複数の評価方法を組み合わせて行うプログラム化された評価と患者視点からの評価を導入する必要性について提案する....

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Veröffentlicht in:医学教育 2018/08/25, Vol.49(4), pp.333-339
Hauptverfasser: 日本医学教育学会, 卒後・専門教育委員会, 青松, 棟吉, 高橋, 弘明, 小西, 靖彦, 石原, 慎, 清水, 貴子, 高橋, 誠, 中川, 晋, 望月, 篤, 安井, 浩樹
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:教育の質に言及する場合, 質という言葉が表すものは多岐にわたるが, 教育の質の定義は大きく分けると5種類に分類される. この定義に基づいて, これまでの医師臨床研修制度において教育の質のどのような側面が見直されてきたのかを考察する. さらに, 医師臨床研修制度を含めた卒前から専門研修, 生涯教育に至る医学教育において今後行うべきこととして, 目的に合致した教育効果が得られているか評価できる評価法を検討することが挙げられる. そのために, 複数の評価方法を組み合わせて行うプログラム化された評価と患者視点からの評価を導入する必要性について提案する.
ISSN:0386-9644
2185-0453
DOI:10.11307/mededjapan.49.4_333