医療系学生・医療専門職が起こしたインターネット上のモラルハザード事例

「背景」情報通信技術の進歩と普及に伴い, インターネット上のモラルハザードの事件が増加している. モバイル端末の普及やソーシャルメディアの利用拡大は, 簡便な情報獲得, コミュニケーションの輪を広げる一方, 他人の誹諦中傷, 無責任なうわさ, プライバシーに関する無断掲示, 差別的な書き込みによる人権侵害の問題を生じさせ, 情報モラル教育や行動規範の確立が求められている. 電子カルテ, ネットワークを介した診療データや画像のやり取りが日常化し, 医療系学生と医療専門職が起こしたインターネット上のモラルハザードに関する報道が少なくないことから, 現状を調査した. 「方法」医療人がインターネットを...

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Veröffentlicht in:医学教育 2016/06/25, Vol.47(3), pp.185-187
Hauptverfasser: 諸井, 陽子, 小林, 元, 菅原, 亜紀子, 石川, 和信
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:「背景」情報通信技術の進歩と普及に伴い, インターネット上のモラルハザードの事件が増加している. モバイル端末の普及やソーシャルメディアの利用拡大は, 簡便な情報獲得, コミュニケーションの輪を広げる一方, 他人の誹諦中傷, 無責任なうわさ, プライバシーに関する無断掲示, 差別的な書き込みによる人権侵害の問題を生じさせ, 情報モラル教育や行動規範の確立が求められている. 電子カルテ, ネットワークを介した診療データや画像のやり取りが日常化し, 医療系学生と医療専門職が起こしたインターネット上のモラルハザードに関する報道が少なくないことから, 現状を調査した. 「方法」医療人がインターネットを介して引き起こした国内のモラルハザードによる問題を朝日新聞記事データーベース「聞蔵IIビジュアル・フォーライブラリー」, 全国新聞ネット「47NEWS」, 検索サイト「Yahoo! JAPAN」において, 表1のキーワードを用いて2005~2014年の期間で検索した.
ISSN:0386-9644
2185-0453
DOI:10.11307/mededjapan.47.3_185