全国の大学医学部・医科大学付属病院 (本院) での初期研修医の総合診療の外来研修に関する調査: 現状と今後の課題
プライマリ・ケアの基本的な診療能力を修得するには外来研修を行うことが必要と考えられる. しかし外来研修の実態は明らかにされていない. 全国大学病院の初期研修医の総合診療の外来研修に関する調査を行った. 全国の大学医学部付属病院 (本院) 80施設を対象に, 初期研修医の外来研修について質問紙調査を行い, 39施設から回答を得た. 初期研修医の外来研修を行っている病院は34施設あり, そのうち, 診療時間内の外来研修を行っているのは26施設であった. 関連病院との "たすき掛け" で外来研修を補完している施設もみられた. 問題点として頻度の高い疾患の患者が少ないことを, 今後...
Gespeichert in:
Veröffentlicht in: | 医学教育 2015/10/25, Vol.46(5), pp.425-428 |
---|---|
Hauptverfasser: | , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
Tags: |
Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
|
Zusammenfassung: | プライマリ・ケアの基本的な診療能力を修得するには外来研修を行うことが必要と考えられる. しかし外来研修の実態は明らかにされていない. 全国大学病院の初期研修医の総合診療の外来研修に関する調査を行った. 全国の大学医学部付属病院 (本院) 80施設を対象に, 初期研修医の外来研修について質問紙調査を行い, 39施設から回答を得た. 初期研修医の外来研修を行っている病院は34施設あり, そのうち, 診療時間内の外来研修を行っているのは26施設であった. 関連病院との "たすき掛け" で外来研修を補完している施設もみられた. 問題点として頻度の高い疾患の患者が少ないことを, 今後の課題に地域との連携を挙げる施設が多く見られた. |
---|---|
ISSN: | 0386-9644 2185-0453 |
DOI: | 10.11307/mededjapan.46.5_425 |