初年度薬局実務実習の服薬指導実習に対する学生の視点による改善点の検討

背景 : 薬局実務実習で実施する服薬指導実習を改善するため,学生の視点からの改善点とその優先順位を抽出することを目的とした. 方法 : 初年度の薬局実務実習を終了した薬学生32名を対象として服薬指導実習の充足度と修得度に関する質問紙調査を行った.充足度に対する改善項目の抽出には顧客満足度分析を用いた. 結果 : 充足度に対する優先的な改善項目として「服薬指導実施回数」「服薬指導実施期間」「実習生の積極性」「薬剤師による実習生の質問・発言の促し」が抽出された.修得度は到達目標の内容によって違いが認められた. 考察 : 服薬指導の機会や学生の積極性を向上させる実習の構築を大学と薬局が連携して進める...

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Veröffentlicht in:医学教育 2013/10/25, Vol.44(5), pp.327-334
Hauptverfasser: 窪田, 敏夫, 小林, 大介, 西村, 京子, 岩切, 詩子, 島添, 隆雄
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:背景 : 薬局実務実習で実施する服薬指導実習を改善するため,学生の視点からの改善点とその優先順位を抽出することを目的とした. 方法 : 初年度の薬局実務実習を終了した薬学生32名を対象として服薬指導実習の充足度と修得度に関する質問紙調査を行った.充足度に対する改善項目の抽出には顧客満足度分析を用いた. 結果 : 充足度に対する優先的な改善項目として「服薬指導実施回数」「服薬指導実施期間」「実習生の積極性」「薬剤師による実習生の質問・発言の促し」が抽出された.修得度は到達目標の内容によって違いが認められた. 考察 : 服薬指導の機会や学生の積極性を向上させる実習の構築を大学と薬局が連携して進める必要がある.
ISSN:0386-9644
2185-0453
DOI:10.11307/mededjapan.44.327