Effects of Ionizing Radiation on In Vitro Differentiation of Osteoblasts Derived from Rat Bone Marrow Stroma

「論文内容の要旨」「I 研究目的」口腔顔面領域における腫瘍摘出後に生じた顎骨欠損部への顎顔面補綴装置の維持固定法として, QOLの維持・向上の面からインプラントの有用性が報告されている. しかし骨組織は放射線治療による影響を受けていることから, 骨芽細胞の分化にともなう細胞外基質生成と石灰化への影響を検討しておく必要がある. そこで本研究では, ラット骨髄間質由来骨芽細胞に放射線照射を行い, 骨芽細胞の分化に及ぼす影響について検討した. 「II 研究方法」骨芽細胞を7日間初代培養後, コバルト60からのγ線による放射線照射(40, 400, 4000mGy)を行った. 14日間培養後にmRNA...

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Veröffentlicht in:Dental Journal of Iwate Medical University 2008/08/20, Vol.33(2), pp.93-94
1. Verfasser: 小西史人
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「論文内容の要旨」「I 研究目的」口腔顔面領域における腫瘍摘出後に生じた顎骨欠損部への顎顔面補綴装置の維持固定法として, QOLの維持・向上の面からインプラントの有用性が報告されている. しかし骨組織は放射線治療による影響を受けていることから, 骨芽細胞の分化にともなう細胞外基質生成と石灰化への影響を検討しておく必要がある. そこで本研究では, ラット骨髄間質由来骨芽細胞に放射線照射を行い, 骨芽細胞の分化に及ぼす影響について検討した. 「II 研究方法」骨芽細胞を7日間初代培養後, コバルト60からのγ線による放射線照射(40, 400, 4000mGy)を行った. 14日間培養後にmRNAを抽出し, RT-PCR法を用いたアルカリフォスファターゼ(ALP), 骨シアル酸含有蛋白(BSP), オステオカルシン(OC), I型コラーゲン(Col I), ストレスタンパク(HSP)47mRNA発現量測定, ALP活性測定, 細胞付着率測定を行った. また, 電子プローブX線微小部分析装置(EPMA)による石灰化物の構成元素であるCaとPを指標とした表面分析を行った.
ISSN:0385-1311
2424-1822
DOI:10.20663/iwateshigakukaishi.33.2_93