演題1. 培養歯髄細胞によるnodule形成とアポトーシスの発現について
我々は培養歯髄細胞による石灰化結節の形成過程を検討し, 細胞密度の高いnodule部位が形成されること, 同部位に石灰化に関連するBMPやオステオカルシン, アポトーシスに関連するTNF-α receptor, Fas, Fas-ligand等が発現すること, さらにアポトーシス検出キットでnodule形成部位が陽性所見を示すことを既に報告した. 培養歯髄細胞におけるアポトーシス発現時期については不明であり, nodule形成の時期とアポトーシスの発現時期の関連性を検索した報告はない. 今回, アポトーシスに至る経路の最終段階で活性化するCaspase-3に対する阻害剤を培地に添加し, nod...
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Veröffentlicht in: | 岩手医科大学歯学雑誌 2001-12, Vol.26 (3), p.214-215 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 我々は培養歯髄細胞による石灰化結節の形成過程を検討し, 細胞密度の高いnodule部位が形成されること, 同部位に石灰化に関連するBMPやオステオカルシン, アポトーシスに関連するTNF-α receptor, Fas, Fas-ligand等が発現すること, さらにアポトーシス検出キットでnodule形成部位が陽性所見を示すことを既に報告した. 培養歯髄細胞におけるアポトーシス発現時期については不明であり, nodule形成の時期とアポトーシスの発現時期の関連性を検索した報告はない. 今回, アポトーシスに至る経路の最終段階で活性化するCaspase-3に対する阻害剤を培地に添加し, nodule形成およびアポトーシス発現への影響を検索した. 歯周炎患者に研究内容を説明し同意が得られたうえで, 治療の為に抜髄した歯髄組織からOutgrowthした線維芽細胞様細胞を検索対象とした. 培地として10%FBS添加のD-MEM培地を用い, 5~9代まで継代した細胞を4週まで培養した. |
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ISSN: | 0385-1311 |