初回治療としてのカルボプラチン, ペメトレキセド, ペムブロリズマブ併用療法におけるTTF-1 (thyroid transcription factor-1), TPS (tumor proportion score) と治療効果
「要旨」 - 「目的」. 進行非扁平上皮非小細胞肺癌に対するカルボプラチン+ペメトレキセド+ペムブロリズマブの有効性をTTF-1 (thyroid transcription factor-1) とTPS (tumor proportion score) 発現状況により解析した. 「方法」. 2019年1月から2021年12月までに本治療を開始した27例を後方視的に解析した. 「結果」. TTF-1陽性群ではTPS陰性例/陽性例: 8.4ヶ月/24.5ヶ月とTPS陽性例のPFSは有意に延長していた (ハザード比0.17 [95%信頼区間: 0.03~0.92]; p=0.02). TTF-1と...
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Veröffentlicht in: | 肺癌 2023-02, Vol.63 (1), p.15-21 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「要旨」 - 「目的」. 進行非扁平上皮非小細胞肺癌に対するカルボプラチン+ペメトレキセド+ペムブロリズマブの有効性をTTF-1 (thyroid transcription factor-1) とTPS (tumor proportion score) 発現状況により解析した. 「方法」. 2019年1月から2021年12月までに本治療を開始した27例を後方視的に解析した. 「結果」. TTF-1陽性群ではTPS陰性例/陽性例: 8.4ヶ月/24.5ヶ月とTPS陽性例のPFSは有意に延長していた (ハザード比0.17 [95%信頼区間: 0.03~0.92]; p=0.02). TTF-1とTPSの両方陽性群と, その他 (TTF-1陽性/TPS陰性, TTF-1陰性/TPS陽性, 両方陰性) に分けて解析したところ, PFS中央値は, その他/両方陽性群: 6.4ヶ月/24.5ヶ月 (ハザード比0.39 [同: 0.12~1.25]; p=0.09) であり, 両方陽性群でPFSは延長する傾向であった. 「結論」. 本治療法はTTF-1, TPS両方陽性群での治療効果が最も良好であり, 他は代替レジメンの使用を考慮してもいいかもしれない. |
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ISSN: | 0386-9628 |