骨転移巣から診断したBRAF-V600E変異陽性異時多発肺癌の1例

背景.肺癌のドライバー遺伝子の中で,BRAF変異は稀である.症例.67歳.男性.初回肺切除から15年後に発症した異時多発IV期肺癌患者に対し,肋骨生検の組織を用いて次世代シーケンス法による遺伝子検索を行った.検査の結果BRAF-V600E変異を認め,BRAF阻害剤・MEK阻害剤による治療を行った.結論.BRAF肺癌に対し分子標的薬が有効であったので報告する....

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Veröffentlicht in:肺癌 2020/04/20, Vol.60(2), pp.125-128
Hauptverfasser: 松本, 卓子, 松尾, 真理, 長嶋, 洋治, 久保, 祐二, 齋藤, 加代子, 神崎, 正人
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:背景.肺癌のドライバー遺伝子の中で,BRAF変異は稀である.症例.67歳.男性.初回肺切除から15年後に発症した異時多発IV期肺癌患者に対し,肋骨生検の組織を用いて次世代シーケンス法による遺伝子検索を行った.検査の結果BRAF-V600E変異を認め,BRAF阻害剤・MEK阻害剤による治療を行った.結論.BRAF肺癌に対し分子標的薬が有効であったので報告する.
ISSN:0386-9628
1348-9992
DOI:10.2482/haigan.60.125