薬剤性間質性肺炎発症後にステロイド内服下でのオシメルチニブ再投与が可能であった肺癌術後再発の1例
背景.第3世代EGFRチロシンキナーゼ阻害薬であるオシメルチニブは,EGFR遺伝子変異陽性肺癌に対して高い奏効率,全生存期間の延長効果が示されているが,重篤な有害事象として薬剤性肺障害がある.症例.58歳,女性.検診で胸部異常陰影を指摘され,気管支鏡検査でEGFR遺伝子(exon19欠失)変異陽性肺腺癌と診断され,左上葉切除術+2群リンパ節郭清を施行された.術後3年で多発肺転移が出現し,ゲフィチニブが開始された.3年間内服後に肺転移が増大し,経皮針生検でT790M耐性遺伝子が検出され,オシメルチニブを開始された.1年後に乾性咳嗽が出現し,右中葉にすりガラス影を認めた.薬剤性肺障害と判断し,オシ...
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Veröffentlicht in: | 肺癌 2019/12/20, Vol.59(7), pp.1184-1189 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 背景.第3世代EGFRチロシンキナーゼ阻害薬であるオシメルチニブは,EGFR遺伝子変異陽性肺癌に対して高い奏効率,全生存期間の延長効果が示されているが,重篤な有害事象として薬剤性肺障害がある.症例.58歳,女性.検診で胸部異常陰影を指摘され,気管支鏡検査でEGFR遺伝子(exon19欠失)変異陽性肺腺癌と診断され,左上葉切除術+2群リンパ節郭清を施行された.術後3年で多発肺転移が出現し,ゲフィチニブが開始された.3年間内服後に肺転移が増大し,経皮針生検でT790M耐性遺伝子が検出され,オシメルチニブを開始された.1年後に乾性咳嗽が出現し,右中葉にすりガラス影を認めた.薬剤性肺障害と判断し,オシメルチニブを中止し,プレドニゾロンの内服が開始された.陰影は軽快し,プレドニゾロンの内服を中止したが,肺転移が再増大したため殺細胞性抗癌剤が開始された.一時的に奏効したが,再増大したため,プレドニゾロン5 mg/日内服併用でのオシメルチニブの内服が再開された.薬剤性肺障害の再燃なく,現在も治療継続が可能である.結論.ステロイド内服併用で,オシメルチニブ内服再投与後も薬剤性肺障害の再燃なく治療継続が可能であった. |
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ISSN: | 0386-9628 1348-9992 |
DOI: | 10.2482/haigan.59.1184 |