胸腺嚢胞に合併した胸腺原発粘表皮癌の1切除例

背景.胸腺原発粘表皮癌は稀な腫瘍である.症例.29歳男性.検診にて胸部異常陰影を指摘された.胸部単純X線写真で右側縦隔から突出する腫瘤影,胸部CT検査で前縦隔に62×38×74 mmの一部造影される多房性嚢胞を認めた.胸骨正中切開にて前縦隔腫瘍摘出術を施行し,術後病理で胸腺嚢胞に合併した胸腺原発粘表皮癌と診断された.結論.胸腺嚢胞に合併した胸腺原発粘表皮癌を経験した.切除後1年4ヶ月無再発生存中である....

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:肺癌 2016/12/20, Vol.56(7), pp.1017-1021
Hauptverfasser: 椎名, 裕樹, 芳野, 充, 丸岡, 美貴, 永井, 雄一郎, 斎藤, 幸雄
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:背景.胸腺原発粘表皮癌は稀な腫瘍である.症例.29歳男性.検診にて胸部異常陰影を指摘された.胸部単純X線写真で右側縦隔から突出する腫瘤影,胸部CT検査で前縦隔に62×38×74 mmの一部造影される多房性嚢胞を認めた.胸骨正中切開にて前縦隔腫瘍摘出術を施行し,術後病理で胸腺嚢胞に合併した胸腺原発粘表皮癌と診断された.結論.胸腺嚢胞に合併した胸腺原発粘表皮癌を経験した.切除後1年4ヶ月無再発生存中である.
ISSN:0386-9628
1348-9992
DOI:10.2482/haigan.56.1017