4次元照射と呼吸同期照射
4次元照射とは従来の3次元照射に呼吸性移動などの時間的要素を加味したものと定義できる.当科では4次元CT(4D-CT)と呼吸同期システム(RPM;Real-time Position Management System)を導入し,2009年より呼吸同期照射を開始した.これにより呼吸性移動の大きな患者において,有意に肺線量を軽減することが可能となった.一方で,本システムによる呼吸同期照射には呼吸の再現性や標的の輪郭描画といった不確定要素を内包するだけでなく,4D-CTによる被曝の増大,治療計画の煩雑さ,そしてエビデンスの構築といった問題が存在しており,呼吸同期照射の普及にはこれらの課題の解決が必...
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Veröffentlicht in: | 肺癌 2012, Vol.52(2), pp.174-181 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 4次元照射とは従来の3次元照射に呼吸性移動などの時間的要素を加味したものと定義できる.当科では4次元CT(4D-CT)と呼吸同期システム(RPM;Real-time Position Management System)を導入し,2009年より呼吸同期照射を開始した.これにより呼吸性移動の大きな患者において,有意に肺線量を軽減することが可能となった.一方で,本システムによる呼吸同期照射には呼吸の再現性や標的の輪郭描画といった不確定要素を内包するだけでなく,4D-CTによる被曝の増大,治療計画の煩雑さ,そしてエビデンスの構築といった問題が存在しており,呼吸同期照射の普及にはこれらの課題の解決が必要である. |
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ISSN: | 0386-9628 1348-9992 |
DOI: | 10.2482/haigan.52.174 |