局所麻酔下胸腔鏡検査にて診断し得た乳癌術後20年目に再発した癌性胸膜炎の1例

背景.胸水貯留例に対し細胞診等の胸水検査に加え胸腔鏡検査が有用である.局所麻酔下胸腔鏡検査は内科医でも可能であり,病変の観察や生検を行い,診断率を有意に上昇させる.症例.65歳,女性.20年前に右乳癌手術の既往あり.左胸水貯留にて精査入院.胸水検査を行うも確定診断に至らず,局所麻酔下胸腔鏡検査を施行.乳癌再発による癌性胸膜炎と診断した.結論.局所麻酔下胸腔鏡検査にて診断し得た癌性胸膜炎を経験した.乳癌術後20年を経過して再発した極めて稀な症例であった....

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Veröffentlicht in:肺癌 2006, Vol.46(2), pp.133-136
Hauptverfasser: 小林, 花神, 半田, 美鈴, 立川, 壮一, 堀口, 高彦, 廣瀬, 正裕
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:背景.胸水貯留例に対し細胞診等の胸水検査に加え胸腔鏡検査が有用である.局所麻酔下胸腔鏡検査は内科医でも可能であり,病変の観察や生検を行い,診断率を有意に上昇させる.症例.65歳,女性.20年前に右乳癌手術の既往あり.左胸水貯留にて精査入院.胸水検査を行うも確定診断に至らず,局所麻酔下胸腔鏡検査を施行.乳癌再発による癌性胸膜炎と診断した.結論.局所麻酔下胸腔鏡検査にて診断し得た癌性胸膜炎を経験した.乳癌術後20年を経過して再発した極めて稀な症例であった.
ISSN:0386-9628
1348-9992
DOI:10.2482/haigan.46.133