第24回谷口シンポジウムに参加して

第24回谷口国際シンポジウム生物物理学部門は, 平成11年3月3日から7日までの5日間, 千葉県木更津市にある, かずさアカデミアパークにて開催された. このシンポジウムは桑島邦博先生(東大・理)によって企画され, テーマはタンパク質のフォールディングについてであり, 海外の研究者8人を含め実験系と理論系の研究者が合計で40人参加し, 活発な議論と交流が行われた. シンポジウムのタイトルは, 「Old and New Views of Protein Folding」であった. ここ数年の間に, 新しい実験法を利用することによって, タンパク質のフォールディング過程が詳細に特徴づけられるように...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:生物物理 2001-01, Vol.41 (1), p.47-47
1. Verfasser: 新井宗仁
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:第24回谷口国際シンポジウム生物物理学部門は, 平成11年3月3日から7日までの5日間, 千葉県木更津市にある, かずさアカデミアパークにて開催された. このシンポジウムは桑島邦博先生(東大・理)によって企画され, テーマはタンパク質のフォールディングについてであり, 海外の研究者8人を含め実験系と理論系の研究者が合計で40人参加し, 活発な議論と交流が行われた. シンポジウムのタイトルは, 「Old and New Views of Protein Folding」であった. ここ数年の間に, 新しい実験法を利用することによって, タンパク質のフォールディング過程が詳細に特徴づけられるようになってきた. その一方で, フォールディングの理論的研究が活発になり, フォールディング過程の新しい描像("new view")が提案されてきた. この"new view"は, 今までの"old view"と対立しているように見えるが, しかし,最近の研究成果によると, "old view"をさらに発展させる形での新しい描像が登場してきているように思われる.
ISSN:0582-4052