臼歯部欠損に対するインプラントの効果

宮田(司会) 本日のテーマは「臼歯部欠損に対するインプラントの効果」です. 実は, 私どもの大学病院で, 遊離端欠損の患者さん, 300名から400名ぐらいを対象にアンケートをとったことがあります. その結果をみますと, やはり食べ物の咀嚼が非常に不調で, 飲み込むような気持ちで食べているという患者さんが多いようです. そういう状況があるので, それに対して, 私自身も, 臼歯部のインプラントをやりますと, 患者さんが食べることを意識しないで食べられる, という効果があることから, これからのインプラントのあり方というのは, ただ, 欠損補綴のインプラントというより, そこに何か新しいクオリテ...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本顎咬合学会誌 咬み合わせの科学 2001/12/30, Vol.22(2), pp.116-141
Hauptverfasser: 細山愃, 南清和, 宮田隆
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:宮田(司会) 本日のテーマは「臼歯部欠損に対するインプラントの効果」です. 実は, 私どもの大学病院で, 遊離端欠損の患者さん, 300名から400名ぐらいを対象にアンケートをとったことがあります. その結果をみますと, やはり食べ物の咀嚼が非常に不調で, 飲み込むような気持ちで食べているという患者さんが多いようです. そういう状況があるので, それに対して, 私自身も, 臼歯部のインプラントをやりますと, 患者さんが食べることを意識しないで食べられる, という効果があることから, これからのインプラントのあり方というのは, ただ, 欠損補綴のインプラントというより, そこに何か新しいクオリティーを追加する必要があるだろう, というのが今回の座談会の主旨です. 「インプラント臨床の経緯」 細山 インプラントを自分の臨床に組み入れて, もう25年くらいになります. 現在はITIシステムです. 南 ブローネマルク・システムで11年です.
ISSN:1346-8111
1884-8230
DOI:10.14399/jacd1999.22.116