千葉市3歳児検尿・腎エコーの先天性腎尿路異常発見における有用性
「要旨」 千葉市3歳児検尿システムでは, 蛋白・潜血±以上, 糖・白血球・亜硝酸塩+以上の1次検尿陽性者に, 2次検尿と腎エコーを施行. 1991~2011年度154,456名の精査陽性率は1.5%で, 膀胱尿管逆流(VUR)16名(血尿5, 細菌尿11, 尿単独3), アルポート症候群, ネフローゼ症候群, 巣状分節状糸球体硬化症(FSGS), 糸球体腎炎等が診断された. 11,346名の腎エコーで, 先天性腎尿路奇形(CAKUT)92(0.8%), うちVUR24名(エコー単独11), 両側低形成腎2, 手術施行17であった. VUR全27名中, VURIII度以上の頻度は細菌尿例において...
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Veröffentlicht in: | 日本小児腎臓病学会雑誌 2013-11, Vol.26 (2), p.194-203 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「要旨」 千葉市3歳児検尿システムでは, 蛋白・潜血±以上, 糖・白血球・亜硝酸塩+以上の1次検尿陽性者に, 2次検尿と腎エコーを施行. 1991~2011年度154,456名の精査陽性率は1.5%で, 膀胱尿管逆流(VUR)16名(血尿5, 細菌尿11, 尿単独3), アルポート症候群, ネフローゼ症候群, 巣状分節状糸球体硬化症(FSGS), 糸球体腎炎等が診断された. 11,346名の腎エコーで, 先天性腎尿路奇形(CAKUT)92(0.8%), うちVUR24名(エコー単独11), 両側低形成腎2, 手術施行17であった. VUR全27名中, VURIII度以上の頻度は細菌尿例において非細菌尿例より有意に高かった(各々10/11, 7/16, p |
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ISSN: | 0915-2245 |