巻頭言 神経科学の未来を担う新計測科学

ガリレオ・ガリレイは, 1609年に望遠鏡を自作, 1610年に木星の衛星を発見し『Sidereus Nuncius』を著しました. これが, ニュートン力学の世界を切り拓きました. 現在は, すばる望遠鏡などの巨大反射望遠鏡, アルマ望遠鏡などの巨大電波望遠鏡, ジェイムス・ウェッブ宇宙望遠鏡などにより, 望遠鏡の空間分解能向上, 計測できる電磁波の波長域の拡大などにより, ブラックホールの直接撮影など, 相対論, 宇宙論などの自然科学の最先端を切り拓いています. ガリレオ・ガリレイの弟子であるエファンジェリスタ・トリチェリは, 1643年に水銀気圧計を発明しました. オットー・フォン・ゲー...

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Veröffentlicht in:日本神経回路学会誌 2023-12, Vol.30 (4), p.157-158
1. Verfasser: 馬場嘉信
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:ガリレオ・ガリレイは, 1609年に望遠鏡を自作, 1610年に木星の衛星を発見し『Sidereus Nuncius』を著しました. これが, ニュートン力学の世界を切り拓きました. 現在は, すばる望遠鏡などの巨大反射望遠鏡, アルマ望遠鏡などの巨大電波望遠鏡, ジェイムス・ウェッブ宇宙望遠鏡などにより, 望遠鏡の空間分解能向上, 計測できる電磁波の波長域の拡大などにより, ブラックホールの直接撮影など, 相対論, 宇宙論などの自然科学の最先端を切り拓いています. ガリレオ・ガリレイの弟子であるエファンジェリスタ・トリチェリは, 1643年に水銀気圧計を発明しました. オットー・フォン・ゲーリケは, 1660年に水気圧計を使って, 気圧の著しい低下から強い暴風の襲来を予言しました. これが, 現在に続く科学的な天気予報の先駆けであると考えられています.
ISSN:1340-766X