ASCONE2008体験記: 心と物質を繋ぐもの
私の一番の興味であり目標としていることは, 心理学と脳科学の境界線とその繋がりである. より具体的には, 記憶や意識, 思考や心理的時間と, 脳の構造やニューロンの発火パターンとが交わるところが知りたいのである. そのような興味から, 今回のASCONE 2008のテーマである「脳の可塑性:分子から行動まで」は私にとって最高のテーマであった. そして実際に, 4日間をとおして様々なアプローチからこのテーマについて考え, 理解を深めるとともに現在における問題点, 将来の可能性をより明確にすることができたと思う. 本当に貴重な4日間であった. これから講義ごとに, 感じたことや演習の風景などを織り...
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Veröffentlicht in: | 日本神経回路学会誌 2009/06/05, Vol.16(2), pp.100-101 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 私の一番の興味であり目標としていることは, 心理学と脳科学の境界線とその繋がりである. より具体的には, 記憶や意識, 思考や心理的時間と, 脳の構造やニューロンの発火パターンとが交わるところが知りたいのである. そのような興味から, 今回のASCONE 2008のテーマである「脳の可塑性:分子から行動まで」は私にとって最高のテーマであった. そして実際に, 4日間をとおして様々なアプローチからこのテーマについて考え, 理解を深めるとともに現在における問題点, 将来の可能性をより明確にすることができたと思う. 本当に貴重な4日間であった. これから講義ごとに, 感じたことや演習の風景などを織り交ぜながら振り返ってみようと思う. まず池谷先生と道免先生の講義は比較的自分の研究と近い領域の話であり, 内容に入りやすかった. 池谷先生の演習は, 記憶力や計算能力に対するカフェインの効果を検証するというものだった. |
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ISSN: | 1340-766X 1883-0455 |
DOI: | 10.3902/jnns.16.100 |