平成11年度選奨についての報告

論文題目:Two-Dimensional Gabor-Type Receptive Field as Derived by Mutual Information Maximization 著者名:Kenji Okajima 掲載誌:Neural Networks, Vol. 11, pp. 441-447, 1998 生物の視覚系の仕組みを取り入れることによってより高機能の視覚システムを作ることができないだろうか. このような立場から視覚系を見ると「脳の視覚細胞は一体どのような“設計原理”に従ってつくられているのか」という点に筆者は非常に興味を持つ. 本研究ではこの問題について「情報量最大化」...

Ausführliche Beschreibung

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本神経回路学会誌 2000, Vol.7 (1), p.20-33
Hauptverfasser: Kenji Okajima, Shigeru Kitazawa, Tatsuya Kimura, Ping-Bo Yin, Ken-ichi Tanaka, Kazuo Kyuma, Noboru Murata, Shiro Ikeda, 鮫島和行, 山本純, 舘野高
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:論文題目:Two-Dimensional Gabor-Type Receptive Field as Derived by Mutual Information Maximization 著者名:Kenji Okajima 掲載誌:Neural Networks, Vol. 11, pp. 441-447, 1998 生物の視覚系の仕組みを取り入れることによってより高機能の視覚システムを作ることができないだろうか. このような立場から視覚系を見ると「脳の視覚細胞は一体どのような“設計原理”に従ってつくられているのか」という点に筆者は非常に興味を持つ. 本研究ではこの問題について「情報量最大化」という一種の情報論的なアプローチによって考察を行った. その結果, 「単純型細胞」と呼ばれる視覚細胞がある種の情報量最大化問題の解として導かれるということが明らかになった. つまり単純型細胞は, その出力から得られる情報量を最大にするように, ある意味で「最適」につくられていると見なせるということが分かった.
ISSN:1340-766X