在宅人工呼吸療法におけるHSTの活動

「I. はじめに」医療の進歩により重症患者の救命が可能となり, 在宅医療の必要性および重要性が増している. また, 国が推進している地域医療のあり方は, 急性期医療機関から後方医療機関およびかかりつけ医などの連携を強化した「切れ目のない医療」を実現することである. そのためには, 在宅酸素療法や在宅人工呼吸療法といった専門性の高い医療を効果的かつ安全に行うための在宅医療を支援するシステム作りが課題となる. 患者や介護者への教育, 医療機器・材料の選定, 調達や移行後の診療方法などの諸々の調整と, 多くの専門職種の関与により在宅療養の質および安全性の向上が可能となる. 我々は, 院内での治療・ケ...

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Veröffentlicht in:人工呼吸 2023, Vol.40(1), pp.37-42
Hauptverfasser: 春田, 良雄, 家田, 訓子, 渡邉, 文子, 樋口, 知之, 塚田, さやか, 野堀, 耕佑, 土井, ひとみ, 川口, 貴子
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:「I. はじめに」医療の進歩により重症患者の救命が可能となり, 在宅医療の必要性および重要性が増している. また, 国が推進している地域医療のあり方は, 急性期医療機関から後方医療機関およびかかりつけ医などの連携を強化した「切れ目のない医療」を実現することである. そのためには, 在宅酸素療法や在宅人工呼吸療法といった専門性の高い医療を効果的かつ安全に行うための在宅医療を支援するシステム作りが課題となる. 患者や介護者への教育, 医療機器・材料の選定, 調達や移行後の診療方法などの諸々の調整と, 多くの専門職種の関与により在宅療養の質および安全性の向上が可能となる. 我々は, 院内での治療・ケアから在宅療養へ途切れのない多職種による包括的支援を行う在宅医療支援チーム (home medical care support team : HST) を2014年に立ち上げ活動を開始したので報告する.
ISSN:0910-9927
2436-3103
DOI:10.50903/jsrcm.40.1_37