LANを利用した標準純音聴力検査データベースシステム

「1. はじめに」標準純音聴力検査は, 聴覚機能を測定する基本的検査で, 耳鼻咽喉科で最もよく施行される検査である. 近年, 健康診断の項目に聴力検査が加わり, 検査回数も増加し, データの管理, 保管は各施設共通の悩みとなってきた. 一方, 研究や調査に際し, これらのデータを検索することも必要で, データを有効に利用するための, データベースシステムが必要である. 今回新しいシシステムを開発したので, その概要を報告する. 「2. システム設計の目標」システム導入の目標として, 次のような点を重視した. (1)従来の検査手続きに比べて速く, 技師の負担も少ないこと. (2)システムのメンテ...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本耳鼻咽喉科学会会報 1993-02, Vol.96 (2), p.225-365
Hauptverfasser: 水上千佳司, 山本悦生, 大村正樹, 老木浩之, 辻純, 宗田由紀, 田辺牧人, 白馬伸洋
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「1. はじめに」標準純音聴力検査は, 聴覚機能を測定する基本的検査で, 耳鼻咽喉科で最もよく施行される検査である. 近年, 健康診断の項目に聴力検査が加わり, 検査回数も増加し, データの管理, 保管は各施設共通の悩みとなってきた. 一方, 研究や調査に際し, これらのデータを検索することも必要で, データを有効に利用するための, データベースシステムが必要である. 今回新しいシシステムを開発したので, その概要を報告する. 「2. システム設計の目標」システム導入の目標として, 次のような点を重視した. (1)従来の検査手続きに比べて速く, 技師の負担も少ないこと. (2)システムのメンテナンスが容易で, 誰でも扱えること. (3)少なくとも10年程度の時系列検索が直ちに可能なこと. (4)将来システムが変更されても, データに互換性があり, 移植できるもの. また, 種々の要求に対応できるフレキシビリティーのあるもの. (5)病棟, 医局など聴力検査室以外の場所でもデータを検索できること.
ISSN:0030-6622
DOI:10.3950/jibiinkoka.96.225