頭部外傷後早期に出現する発作性頭位眩暈症の検討

頭部外傷後早期に出現した発作性頭位眩暈について検討した. 対象とした症例は受傷側が明らかであり, 受傷後1週間以内に発作性頭位眩暈を訴えた25症例(荒本II型15例, 荒本III型10例)である. 全症例に回旋性の頭位変換眼振が認められ, 原因としては内耳部分障害が考えられた. 臨床経過は概ね良好であったが, 神経耳科学的検査で中枢障害の所見を認めた11症例は, 中枢障害の所見のなかった他の14例より, 治癒期間は延長する傾向をみとめた. なお, 頭位変換眼振の方向と受傷側との間に一定の関係は認められなかった....

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本耳鼻咽喉科学会会報 1987-03, Vol.90 (3), p.372-465
Hauptverfasser: 斎藤雄一郎, 鴫原俊太郎, 多賀谷泰弘, 阿部博章, 生井明浩, 田中正美, 冨田寛
Format: Artikel
Sprache:eng ; jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:頭部外傷後早期に出現した発作性頭位眩暈について検討した. 対象とした症例は受傷側が明らかであり, 受傷後1週間以内に発作性頭位眩暈を訴えた25症例(荒本II型15例, 荒本III型10例)である. 全症例に回旋性の頭位変換眼振が認められ, 原因としては内耳部分障害が考えられた. 臨床経過は概ね良好であったが, 神経耳科学的検査で中枢障害の所見を認めた11症例は, 中枢障害の所見のなかった他の14例より, 治癒期間は延長する傾向をみとめた. なお, 頭位変換眼振の方向と受傷側との間に一定の関係は認められなかった.
ISSN:0030-6622
DOI:10.3950/jibiinkoka.90.372