脳卒中地域連携クリニカルパスは地域包括ケアの1 つのツールと成り得るか

「はじめに」埼玉県では高齢化が急速に進んでおり, 2011年20.9%から2035年には33.8%と高齢化の伸び率が12.9%と全国一になると推定されている. 近年, 大都市近郊では高齢者のみの世帯が増加し, 社会のコミュニティーとの断絶も問われ始めている. 地域で安心して暮らしていける環境を具現化するためには医療, 介護, 行政の連携のネットワークを構築することが不可欠であり, ケアマネジャーなどの多職種による協議, 情報交換の場として川口地域包括ケア連絡協議会設立のための準備会(以下, 協議会)が2012年2月に発足された. 「活動内容」「脳卒中地域連携クリニカルパスの運用」当院では計画管...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本クリニカルパス学会誌 2014/03/25, Vol.16(1), pp.65-68
1. Verfasser: 須田, 喜久夫
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:「はじめに」埼玉県では高齢化が急速に進んでおり, 2011年20.9%から2035年には33.8%と高齢化の伸び率が12.9%と全国一になると推定されている. 近年, 大都市近郊では高齢者のみの世帯が増加し, 社会のコミュニティーとの断絶も問われ始めている. 地域で安心して暮らしていける環境を具現化するためには医療, 介護, 行政の連携のネットワークを構築することが不可欠であり, ケアマネジャーなどの多職種による協議, 情報交換の場として川口地域包括ケア連絡協議会設立のための準備会(以下, 協議会)が2012年2月に発足された. 「活動内容」「脳卒中地域連携クリニカルパスの運用」当院では計画管理病院として2008年4月からパスを運用してきたが, 2012年度まではクリニカルパス(以下, パス)適用率は25~32%であり, ほとんどが回復期リハビリ病院(以下, リハHp)転院例(23~27%)に適用されている.
ISSN:2187-6592
2436-1046
DOI:10.50842/jjscp.16.1_65