耳鼻咽喉科外来におけるクリニカルパスの有用性
「はじめに」わが国の医療費は年々増加の一途をたどり, 医療財政は困窮している. 医療費削減のためのさまざまな施策が行われようとしている. 我々は, 医療者としてそのような中でも自分たちが行う医療に対して責任を持たなければならない1). 医療費負担の増加などの社会的要因から, 入院治療に同意せず外来治療を希望する患者もいる. 当院では, 急性感音難聴や顔面神経麻痺に対する外来治療を安全に施行する目的で, クリニカルパスを導入した. 今回, 患者および医療従事者に, 外来治療用クリニカルパスに対するアンケート調査を行った結果を報告する. 「対象と方法」1.対象 当院では, 急性感音難聴や顔面神経麻...
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Veröffentlicht in: | 日本クリニカルパス学会誌 2005/05/31, Vol.7(1), pp.21-25 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」わが国の医療費は年々増加の一途をたどり, 医療財政は困窮している. 医療費削減のためのさまざまな施策が行われようとしている. 我々は, 医療者としてそのような中でも自分たちが行う医療に対して責任を持たなければならない1). 医療費負担の増加などの社会的要因から, 入院治療に同意せず外来治療を希望する患者もいる. 当院では, 急性感音難聴や顔面神経麻痺に対する外来治療を安全に施行する目的で, クリニカルパスを導入した. 今回, 患者および医療従事者に, 外来治療用クリニカルパスに対するアンケート調査を行った結果を報告する. 「対象と方法」1.対象 当院では, 急性感音難聴や顔面神経麻痺に対して, 入院治療を第一選択としている. よって対象は, 入院治療に同意せず外来治療を希望した患者とした. 急性感音難聴および顔面神経麻痺ともに, 外来治療と入院治療のどちらを選択すべきかの明確な医学的根拠(エビデンス)は現時点においては存在しない. |
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ISSN: | 2187-6592 2436-1046 |
DOI: | 10.50842/jjscp.7.1_21 |