クリニカルパスにおける共有記録の有用性
国立病院四国がんセンターでは1999年から各科でクリニカルパスを使用し始めた. その中でも乳がん手術関連クリニカルパスは年間約200例に用いられ, 他科に先行した形で改訂を繰り返し, 院内のクリニカルパス形態の見本となっている. 第一次乳がん手術クリニカルパス(1999年3月から2001年3月まで使用)はチェックシート機能しかないガントチャート形式の診療用パスであった. 2001年4月からは第二次乳がん手術パスへと進化させ使用している. 診療用パスは日めくり形式とし, 指示簿の機能と, ルチンの観察記録などの機能を持たせた. またこのパスを使用するにあたり経過記録用紙を医師と看護師などの共有記...
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Veröffentlicht in: | 日本クリニカルパス学会誌 2003, Vol.5 (1), p.157-164 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 国立病院四国がんセンターでは1999年から各科でクリニカルパスを使用し始めた. その中でも乳がん手術関連クリニカルパスは年間約200例に用いられ, 他科に先行した形で改訂を繰り返し, 院内のクリニカルパス形態の見本となっている. 第一次乳がん手術クリニカルパス(1999年3月から2001年3月まで使用)はチェックシート機能しかないガントチャート形式の診療用パスであった. 2001年4月からは第二次乳がん手術パスへと進化させ使用している. 診療用パスは日めくり形式とし, 指示簿の機能と, ルチンの観察記録などの機能を持たせた. またこのパスを使用するにあたり経過記録用紙を医師と看護師などの共有記録とした. 改訂した診療用パスと共有の経過記録用紙についてのアンケートを医師, 看護師に行い, その効果を検討した. 結果は「お互いの記録を見ることで患者の状態把握が容易となった. 」「業務の簡素化に役立った. 」「リスクマネージメントツールとして役立った. 」「患者の問題が共有できる. 」など多数のスタッフがその効果を良好であると感じる結果であった. |
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ISSN: | 2187-6592 |