P2-23 膠原病および血管炎を含む不明熱診断における皮膚生検の有用性
【目的】不明熱は,1)38.3℃以上の発熱が3週間以上持続,2)3日間の入院精査あるいは3回の外来診察で原因不明な発熱と定義される.不明熱の原因疾患として,感染症,悪性腫瘍,膠原病が3大原因として知られている.その他に,潰瘍性大腸炎,クローン病,ベーチェット病などの広義の自己炎症性疾患,家族性地中海熱などの狭義の自己炎症性疾患,サルコイドーシス,薬剤熱,亜急性甲状腺炎,キャッスルマン病,菊池病など,多彩な疾患が鑑別にあがる.不明熱診断における皮膚生検の有用性および病理組織学的特徴について検討する.【方法】2015年1月~2016年2月に名古屋掖済会病院で実施された皮膚生検756例のうち,腫瘍性...
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Veröffentlicht in: | 日本臨床免疫学会会誌 2017, Vol.40(4), pp.314c-314c |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【目的】不明熱は,1)38.3℃以上の発熱が3週間以上持続,2)3日間の入院精査あるいは3回の外来診察で原因不明な発熱と定義される.不明熱の原因疾患として,感染症,悪性腫瘍,膠原病が3大原因として知られている.その他に,潰瘍性大腸炎,クローン病,ベーチェット病などの広義の自己炎症性疾患,家族性地中海熱などの狭義の自己炎症性疾患,サルコイドーシス,薬剤熱,亜急性甲状腺炎,キャッスルマン病,菊池病など,多彩な疾患が鑑別にあがる.不明熱診断における皮膚生検の有用性および病理組織学的特徴について検討する.【方法】2015年1月~2016年2月に名古屋掖済会病院で実施された皮膚生検756例のうち,腫瘍性疾患,嚢胞性疾患,尋常性疣贅を除外した295例を抽出した.病理組織学的所見と,発熱の有無,消化器症状の有無,関節炎の有無,胸部異上影の有無,LDH,eGFR,AST,ALT,ALP,CK,AMY,WBC,CRP,ESR,最終的な臨床診断,実施された治療との関連を,統計学的に解析した. |
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ISSN: | 0911-4300 1349-7413 |
DOI: | 10.2177/jsci.40.314c |