当院での特定妊婦の周産期結果と社会背景の検討

当院の特定妊婦の周産期結果と社会背景を検討した.2017-2022年の3,193分娩中,特定妊婦602名とそれ以外の妊婦(一般妊婦)2,591名を対象とした.特定妊婦要因,周産期結果を評価した.要因は複数要因(41.5%),精神疾患(22.3%),外国人(17.1%),未婚(7.1%),経済的困窮(2.5%),支援者不足(1.8%),寡(未)受診(2.0%),若年(3.8%),生活保護(1%),特別養子縁組(0.3%),知的障害(0.2%),DV(0.2%),飛び込み分娩(0.2%)であった.周産期結果は臍帯血動脈血pH < 7.1の症例数とApgar scoreに有意差はなかった.当院の特定...

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Veröffentlicht in:日本周産期・新生児医学会雑誌 2024, Vol.60(1), pp.20-27
Hauptverfasser: 塙, 真輔, 佐藤, 史朗, 西方, 紀子, 真田, 道夫, 山ノ内, 美紀, 海野, 洋一, 小幡, 新太郎
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:当院の特定妊婦の周産期結果と社会背景を検討した.2017-2022年の3,193分娩中,特定妊婦602名とそれ以外の妊婦(一般妊婦)2,591名を対象とした.特定妊婦要因,周産期結果を評価した.要因は複数要因(41.5%),精神疾患(22.3%),外国人(17.1%),未婚(7.1%),経済的困窮(2.5%),支援者不足(1.8%),寡(未)受診(2.0%),若年(3.8%),生活保護(1%),特別養子縁組(0.3%),知的障害(0.2%),DV(0.2%),飛び込み分娩(0.2%)であった.周産期結果は臍帯血動脈血pH < 7.1の症例数とApgar scoreに有意差はなかった.当院の特定妊婦の周産期結果は一般妊婦と同程度であるが,特定妊婦の対応には多職種連携が必須である.
ISSN:1348-964X
2435-4996
DOI:10.34456/jjspnm.60.1_20