Global Southの時代に向けて, 何を求められ, 何を求めるか?
世界の周産期医療の現状として, 母体死亡の80%は30カ国で発生(2017年)していると報告されており, アフリカなど低・中所得国が多く, いわゆるグローバルサウスの国々である. グローバルサウスとは, インドやインドネシア, トルコ, 南アフリカといった南半球に多いアジアやアフリカなどの新興国・途上国の総称で, 主に北半球の先進国と対比して使われる. 実際に領土が南半球に位置しているかにかかわらず, 新興国全般を意味する場合が多い. 2018年のWHO統計によると, 毎年250万人の新生児(生後28日未満の児)が死亡している. 2010年から2015年にかけて, ミレニアム開発目標として5歳...
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Veröffentlicht in: | 日本周産期・新生児医学会雑誌 2024-04, Vol.59 (4), p.806-808 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 世界の周産期医療の現状として, 母体死亡の80%は30カ国で発生(2017年)していると報告されており, アフリカなど低・中所得国が多く, いわゆるグローバルサウスの国々である. グローバルサウスとは, インドやインドネシア, トルコ, 南アフリカといった南半球に多いアジアやアフリカなどの新興国・途上国の総称で, 主に北半球の先進国と対比して使われる. 実際に領土が南半球に位置しているかにかかわらず, 新興国全般を意味する場合が多い. 2018年のWHO統計によると, 毎年250万人の新生児(生後28日未満の児)が死亡している. 2010年から2015年にかけて, ミレニアム開発目標として5歳未満児死亡率削減が掲げられ, 5歳未満のこどもの死亡数は大幅に減少した. |
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ISSN: | 1348-964X |