フォローアップでの心理士の役割

「当院と臨床心理室について」当院は32診療科, 827床の病床を有する中四国最大の自治体病院であり, 総合周産期母子医療センターはNICU 15床, GCU 30床, MFICU 9床, 年間分娩数は900件近くある. 臨床心理室には6名の心理士が在籍し, 室長は新生児内科医である. 主な業務は新生児内科/小児科の病棟および外来での面接や心理検査などである. NICUでは面会に来た家族に年間延べ1,000件以上会い, 新生児内科外来では年間200~300件ほどの検査を行う. 「当院のフォローアップ体制」当院ではハイリスク児フォローアップ研究会のプロトコルに準じ1歳半, 3歳(key age)に...

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Veröffentlicht in:日本周産期・新生児医学会雑誌 2024-04, Vol.59 (4), p.764-766
1. Verfasser: 垣生真由子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「当院と臨床心理室について」当院は32診療科, 827床の病床を有する中四国最大の自治体病院であり, 総合周産期母子医療センターはNICU 15床, GCU 30床, MFICU 9床, 年間分娩数は900件近くある. 臨床心理室には6名の心理士が在籍し, 室長は新生児内科医である. 主な業務は新生児内科/小児科の病棟および外来での面接や心理検査などである. NICUでは面会に来た家族に年間延べ1,000件以上会い, 新生児内科外来では年間200~300件ほどの検査を行う. 「当院のフォローアップ体制」当院ではハイリスク児フォローアップ研究会のプロトコルに準じ1歳半, 3歳(key age)にK式発達検査を行い, 就学前と小学校2年・5年時(key age)は独自にK-ABCを実施している. フォローアップの対象は, 就学前までは極低出生体重児の全員であり, 就学後は超低出生体重児と発達が気になる子としている.
ISSN:1348-964X