胸腔鏡下先天性横隔膜ヘルニア手術の開腹移行と再発例についての検討
「背景・目的」新生児先天性横隔膜ヘルニア(CDH)は, 1995年に初の胸腔鏡手術が報告されて以来, 適応が拡大していき, 報告例も増加している. また, 開腹手術に比べ, 胸腔鏡手術では, 生存率が向上し, 術後の人工呼吸や入院期間が短縮され, 美容状態も良好であったという報告がある. 対照的に, 新生児CDHの胸腔鏡手術に関する系統的レビューとメタアナリシスでは, 開腹手術よりも再発率が高く, 手術時間が長いことが報告されている. 本研究では, 出生前に診断された新生児CDHに対する胸腔鏡手術完遂するための条件, 再発について検討した. 「日本先天性横隔膜ヘルニア研究グループの登録症例での...
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Veröffentlicht in: | 日本周産期・新生児医学会雑誌 2024-04, Vol.59 (4), p.497-501 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「背景・目的」新生児先天性横隔膜ヘルニア(CDH)は, 1995年に初の胸腔鏡手術が報告されて以来, 適応が拡大していき, 報告例も増加している. また, 開腹手術に比べ, 胸腔鏡手術では, 生存率が向上し, 術後の人工呼吸や入院期間が短縮され, 美容状態も良好であったという報告がある. 対照的に, 新生児CDHの胸腔鏡手術に関する系統的レビューとメタアナリシスでは, 開腹手術よりも再発率が高く, 手術時間が長いことが報告されている. 本研究では, 出生前に診断された新生児CDHに対する胸腔鏡手術完遂するための条件, 再発について検討した. 「日本先天性横隔膜ヘルニア研究グループの登録症例での後方視的研究」対象: 2007年~2021年に日本先天性横隔膜ヘルニア研究グループで登録した, 全登録1,123例中, 手術施行例1,073例(胸腔鏡症例122例)を対象とした. |
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ISSN: | 1348-964X |