ワークショップ11「早産児栄養管理のアップデート」 座長のまとめ

本シンポジウムでは, 早産児における栄養管理分野での4つのアップデートされた項目について各エキスパートの先生からご講演いただいた. いずれも最新の臨床研究を含めた内容で, 聴講者からも活発なディスカッションがあった. まず, 昭和大学医学部小児科学講座の水野克己先生より, 「母乳栄養に関する最新の話題」として, 超早産児ではこれまで自母乳(mother's own milk:MOM)が得られてから経腸栄養を開始する施設が多かったが, 母乳バンクの運用が充実してきた最近ではドナー母乳(donor human milk:DHM)を利用して生後12時間以内から経腸栄養を開始する施設も増えて...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本周産期・新生児医学会雑誌 2023-04, Vol.58 (4), p.941-941
Hauptverfasser: 東海林宏道, 宮沢篤生
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:本シンポジウムでは, 早産児における栄養管理分野での4つのアップデートされた項目について各エキスパートの先生からご講演いただいた. いずれも最新の臨床研究を含めた内容で, 聴講者からも活発なディスカッションがあった. まず, 昭和大学医学部小児科学講座の水野克己先生より, 「母乳栄養に関する最新の話題」として, 超早産児ではこれまで自母乳(mother's own milk:MOM)が得られてから経腸栄養を開始する施設が多かったが, 母乳バンクの運用が充実してきた最近ではドナー母乳(donor human milk:DHM)を利用して生後12時間以内から経腸栄養を開始する施設も増えてきていること, 母親の疾病や治療のためMOMを与えられない場合は長期にDHMを利用する施設もあることが報告された.
ISSN:1348-964X