神経蘇生研修(ISLS/PSLSコース)における併設勉強会の試み: 東日本大震災をテーマにした地域としての討論会開催報告

「はじめに」近年, さまざまなシミュレーション研修が開催されるようになったが, 地方では開催が制限されることから, 勉強する機会は必ずしも十分とはいえないのが現状である. われわれは, 地方で年に数回ではあるが定期的に神経蘇生研修を開催しており, 今回2011年3月27日に神経蘇生研修の開催を企画していた. しかし, 国難ともいえる東北地方での大規模地震による災害発生から間もないこともあり, 開催の可否を慎重に検討した結果, 勉強の機会を提供する主旨から災害勉強会を併設しての開催とした. 神経蘇生研修は, 日本救急医学会および日本神経救急医学会監修で開発された脳卒中初期診療(ISLS: Imm...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:	日本神経救急学会雑誌 2012-03, Vol.24 (2), p.32-37
Hauptverfasser:	四宮あや, 中村丈洋, 黒田泰弘, 市原新一郎, 田辺博之, 次田浩二, 篠原都, 合田雄二, 乙宗佳奈子, 沖屋康一, 奥寺敬, 田宮隆
Format:	Artikel
Sprache:	jpn
Online-Zugang:	Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:	「はじめに」近年, さまざまなシミュレーション研修が開催されるようになったが, 地方では開催が制限されることから, 勉強する機会は必ずしも十分とはいえないのが現状である. われわれは, 地方で年に数回ではあるが定期的に神経蘇生研修を開催しており, 今回2011年3月27日に神経蘇生研修の開催を企画していた. しかし, 国難ともいえる東北地方での大規模地震による災害発生から間もないこともあり, 開催の可否を慎重に検討した結果, 勉強の機会を提供する主旨から災害勉強会を併設しての開催とした. 神経蘇生研修は, 日本救急医学会および日本神経救急医学会監修で開発された脳卒中初期診療(ISLS: Immediate Stroke Life Support)コース2,3)と日本臨床救急医学会監修の脳卒中病院前救護(PSLS: Prehospital Stroke Life Support)コース4)を合わせたハイブリッド構成で, 多職種を対象としている.
ISSN:	1619-3067