ノウサギの生息密度推定法の現状と課題
はじめに 1997年に制定された「環境影響評価法」では「生態系」が新たな項目として加わり, 上位性, 典型性, 特殊性の視点から注目される種, または生物群集(以下, 注目種等)を抽出し, 調査することが示されている(官報号外第118号:平成10年6月12日). 注目特等のうち, 上位性の代表である大型猛禽類は生態系の頂点に位置し, 下位の生物群集の生存を指標するものとして環境影響評価(以下, アセスメント)においても重要視されることが多い. また, 各種開発事業における調査や保全対策の立案で試行錯誤が繰り返されている(阿部監修, 2001;ダム水源地環境整備センター編著, 2001). ノウ...
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Veröffentlicht in: | 哺乳類科学 2002, Vol.42(1), pp.23-34 |
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Hauptverfasser: | , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | はじめに 1997年に制定された「環境影響評価法」では「生態系」が新たな項目として加わり, 上位性, 典型性, 特殊性の視点から注目される種, または生物群集(以下, 注目種等)を抽出し, 調査することが示されている(官報号外第118号:平成10年6月12日). 注目特等のうち, 上位性の代表である大型猛禽類は生態系の頂点に位置し, 下位の生物群集の生存を指標するものとして環境影響評価(以下, アセスメント)においても重要視されることが多い. また, 各種開発事業における調査や保全対策の立案で試行錯誤が繰り返されている(阿部監修, 2001;ダム水源地環境整備センター編著, 2001). ノウサギLepus brachyurusは, これまで主に森林害獣の視点から調査研究されてきた(大津, 1974;豊島, 1978;藤岡, 1981;谷口, 1981;向本, 1981;坂上, 1983). |
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ISSN: | 0385-437X 1881-526X |
DOI: | 10.11238/mammalianscience.42.23 |