潰瘍性大腸炎関連腫瘍と鑑別を要しUEMRが診断に有用であった1例

「はじめに」潰瘍性大腸炎関連腫瘍(Ulcerative colitis associated neoplasia: UCAN)は, 発見, 内視鏡的診断が難しく, 臨床的な扱いに難渋することがある. UCAN疑いで紹介となったが, 精査の結果炎症性ポリープと診断してUEMRで一括切除をおこない炎症性ポリープと診断することができた1例を報告する. 「症例」患者: 27歳, 女性 主訴: 血便 既往歴: なし, 家族歴: なし 生活歴: 特記所見なし 現病歴: 6年前に潰瘍性大腸炎(Ulcerative colitis: UC)と診断され5ASA製剤で寛解維持されていた. 紹介1ヶ月前に血便があり...

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Veröffentlicht in:Progress of Digestive Endoscopy 2024/06/21, Vol.104(1), pp.103-105
Hauptverfasser: 佐藤, 知之, 岡田, 昌浩, 石井, 宏明, 有田, 宗史, 森川, 昇玲, 橋元, 幸星, 加賀谷, 結華, 竹澤, 敬人, 林, 芳和, 山本, 博徳
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:「はじめに」潰瘍性大腸炎関連腫瘍(Ulcerative colitis associated neoplasia: UCAN)は, 発見, 内視鏡的診断が難しく, 臨床的な扱いに難渋することがある. UCAN疑いで紹介となったが, 精査の結果炎症性ポリープと診断してUEMRで一括切除をおこない炎症性ポリープと診断することができた1例を報告する. 「症例」患者: 27歳, 女性 主訴: 血便 既往歴: なし, 家族歴: なし 生活歴: 特記所見なし 現病歴: 6年前に潰瘍性大腸炎(Ulcerative colitis: UC)と診断され5ASA製剤で寛解維持されていた. 紹介1ヶ月前に血便があり, 前医を受診した. CSで, Mayo endoscopic subscore(MES) 2の活動性があり, S状結腸に隆起性病変を認めた. 病理組織の結果はAtypical cellであった. UCANが疑われ, 大腸全摘目的で当院紹介となった.
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.104.1_103