超音波内視鏡下穿刺吸引法が診断に有用であった4型胃癌の一例
「症例」患者: 70歳台女性 主訴: 食思不振 既往歴: 特記事項なし 家族歴: 特記事項なし 現病歴: 1ヶ月前より食思不振となり, 受診3日前より体動困難となったため救急外来を受診した. 入院時身体所見: 体温37.0℃, 血圧100/66mmHg, 脈拍98回/分, SpO2 97%(室内気), 頭頸部: 眼瞼結膜蒼白なし, 胸部: 心音純・心雑音なし, 呼吸音整・副雑音なし, 腹部: 平坦かつ軟, 腸蠕動音良好, 自発痛・圧痛なし 経過: 腹部造影CT検査では胃前庭部に不均一な造影効果を伴う壁肥厚を認めた. 上部消化管内視鏡検査では体中部での送気までは伸展良好であったが, 体下部小弯か...
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Veröffentlicht in: | Progress of Digestive Endoscopy 2024/06/21, Vol.104(1), pp.71-73 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Zusammenfassung: | 「症例」患者: 70歳台女性 主訴: 食思不振 既往歴: 特記事項なし 家族歴: 特記事項なし 現病歴: 1ヶ月前より食思不振となり, 受診3日前より体動困難となったため救急外来を受診した. 入院時身体所見: 体温37.0℃, 血圧100/66mmHg, 脈拍98回/分, SpO2 97%(室内気), 頭頸部: 眼瞼結膜蒼白なし, 胸部: 心音純・心雑音なし, 呼吸音整・副雑音なし, 腹部: 平坦かつ軟, 腸蠕動音良好, 自発痛・圧痛なし 経過: 腹部造影CT検査では胃前庭部に不均一な造影効果を伴う壁肥厚を認めた. 上部消化管内視鏡検査では体中部での送気までは伸展良好であったが, 体下部小弯から前庭部にかけてひだの肥厚と拡張不良を認めた. 4型胃癌を疑い幽門前部大弯, 幽門前部後壁よりボーリング生検を2回施行したがいずれも病理所見はびらんの診断で胃癌の確定診断には至らなかった. |
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ISSN: | 1348-9844 2187-4999 |
DOI: | 10.11641/pde.104.1_71 |