十二指腸腺腫に対するGel immersion CSPの成功例

「症例」患者: 70歳代, 女性. 主訴: なし. 現病歴: 健診目的で実施した上部消化管内視鏡検査で, 十二指腸下行部前壁側に8mmの平坦隆起型病変を認め, 精査加療目的に当科を受診した. 既往歴: なし. 内服薬: なし. 上部消化管内視鏡検査: 十二指腸下行部前壁側に大きさ8mmの中央に陥凹のある同色調の平坦隆起性変を認めた. NBI観察では病変の辺縁部には白色調の粘膜を伴っており, 十二指腸腺腫の所見として矛盾しなかった. 経過: 生検により病変部に瘢痕形成を来す恐れがあり, 診断的治療として内視鏡的切除の方針とした. 病変に対してゲル注入下コールドスネアポリペクトミー(gel imm...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Progress of Digestive Endoscopy 2023/12/22, Vol.103(1), pp.74-76
Hauptverfasser: 持田, 賢太郎, 石橋, 史明, 鈴木, 翔, 永井, 瑞紀, 森下, 鉄夫
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:「症例」患者: 70歳代, 女性. 主訴: なし. 現病歴: 健診目的で実施した上部消化管内視鏡検査で, 十二指腸下行部前壁側に8mmの平坦隆起型病変を認め, 精査加療目的に当科を受診した. 既往歴: なし. 内服薬: なし. 上部消化管内視鏡検査: 十二指腸下行部前壁側に大きさ8mmの中央に陥凹のある同色調の平坦隆起性変を認めた. NBI観察では病変の辺縁部には白色調の粘膜を伴っており, 十二指腸腺腫の所見として矛盾しなかった. 経過: 生検により病変部に瘢痕形成を来す恐れがあり, 診断的治療として内視鏡的切除の方針とした. 病変に対してゲル注入下コールドスネアポリペクトミー(gel immersion CSP)を行った. 内視鏡スコープはGIF-Q260J(オリンパス, 東京)を使用した. まず病変が画面7時方向に位置するようにスコープを回転させた.
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.103.1_74