胆嚢十二指腸瘻からの複数胆石の嵌頓で発症した胆石性イレウスの1例
「症例」患者: 68歳 男性 主訴: 腹痛, 嘔吐 既往歴: 虫垂炎術後, 腰椎ヘルニア術後, 胃潰瘍 内服歴: なし 生活歴: 飲酒歴 焼酎2杯, 週4回, 喫煙歴 20本/日 20歳から52歳 現病歴: 食思不振と心窩部の不快感, 水様性嘔吐を認め, 救急外来を受診された. 腹部骨盤造影CTで十二指腸水平脚に球形腫瘤を認め, 口側腸管が拡張していた. 胆道内のガスと胆嚢内に同様の腫瘤を認め, 胆石性イレウスを疑い入院となった. 入院時現症: 身長170cm, 体重86kg, 体温36.1℃, 血圧132/73mmHg, 脈拍77回/分, 整, 意識清明, 腹部 膨満 軟 圧痛を腹部全体に認...
Gespeichert in:
Veröffentlicht in: | Progress of Digestive Endoscopy 2023/06/30, Vol.102(1), pp.95-97 |
---|---|
Hauptverfasser: | , , , , , , , , , , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
Tags: |
Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
|
Zusammenfassung: | 「症例」患者: 68歳 男性 主訴: 腹痛, 嘔吐 既往歴: 虫垂炎術後, 腰椎ヘルニア術後, 胃潰瘍 内服歴: なし 生活歴: 飲酒歴 焼酎2杯, 週4回, 喫煙歴 20本/日 20歳から52歳 現病歴: 食思不振と心窩部の不快感, 水様性嘔吐を認め, 救急外来を受診された. 腹部骨盤造影CTで十二指腸水平脚に球形腫瘤を認め, 口側腸管が拡張していた. 胆道内のガスと胆嚢内に同様の腫瘤を認め, 胆石性イレウスを疑い入院となった. 入院時現症: 身長170cm, 体重86kg, 体温36.1℃, 血圧132/73mmHg, 脈拍77回/分, 整, 意識清明, 腹部 膨満 軟 圧痛を腹部全体に認める 反跳痛なし 入院時検査所見: 血中CRP値の上昇を認めたが, 白血球の上昇はなく腸管虚血を示唆する所見はなかった. 腹部骨盤造影CT: 十二指腸水平脚に26×30mm大の石灰化を伴う球形腫瘤を認めた. |
---|---|
ISSN: | 1348-9844 2187-4999 |
DOI: | 10.11641/pde.102.1_95 |